| 平成21年11月支部共催学術講演会 |
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| ●兵庫支部 |
| 牧田 明三 |
| 去る平成21年11月28日(土)、大阪にて支部共催学術講演会が開催されました。 今回の講演会は、これまで大阪支部単独開催であったものを大阪府支部、京都府支部、兵庫県支部、滋賀県支部、奈良県支部、和歌山県支部の近畿2府4県による合同での共催でした。地理的、財政的、学友の数などいろいろな事情で独自の会を開催し難い支部の現状を近畿の地域性を活かして学友の結集を図ろうと企画したものです。昨年滋賀県で盛会に終った学友会55周年記念式典の成果の継承と考えています。 講演テーマ設定、講師交渉、会場設営、協力メーカーとの折衝、講演座長、司会、更に宣伝動員等の諸任務をそれぞれの支部が分担し、一丸となって取り組んだ努力の結果が見事実を結びました。これも縁の下の力持ちとしてご尽力いただいた学友会本部、各支部役員の皆様、そして講演会に足をお運びいただいた学友の皆様のお陰とお礼申し上げます。 講演は、まず話題提供として、エーザイ株式会社医薬部造影剤領域室 加藤三千雄先生の『ESUR(欧州泌尿生殖器放射線学会)造影剤ガイドライン:version7の解説』に引き続き、日本放射線技師会副会長・兵庫県放射線技師会会長で、また学友でもある播間利光先生の教育講演『これからの診療放射線技師と技師会』がありました。 日放技北村会長の厚労省中医協委員就任の意義が強調され、多彩な専門職の共同作業で成り立つ医療の中でリーダーとしての役割の自覚と同時に、医療専門職として頼れる、責任あるパートナーに成るべく努力研鑽がこれからますます求められることを実感しました。 次いで、特別講演日本乳癌画像研究会世話人で明石市立市民病院 放射線科部長 門澤 秀一先生による『乳癌画像診断の検査の進め方 Up To Date』を拝聴しました。門澤先生は、日本磁気共鳴医学会「ルーチンMRI撮像法の標準化の検討」プロジェクトメンバー(乳腺担当)としてご活躍中ですが、MRのみならず病理組織やCT画像にまで踏み込んだ分かりやすいお話はさすがMRをやる人間なら必ず一度は読んでる「MRIの基本 パワーテキスト」の共同訳者のお一人と感じいりました。特に、技師との良好な協力関係がいい画像を提供するのだという点で、先の播間副会長のこれからの技師の役割のお話と重層して印象深く残りました。 時代が4年制大学へと進みつつある中で、専門学校としての特性、独自性をどう見出していくのかが問われています。すぐに、またわれわれだけで結論が導き出せる問題ではありませんが、少なくともはっきりしていることは、このまま立ち止まっていることは許されない、われわれの拠るべき臨床の坩堝の中でしっかりとした位置を占められるような自己研鑽、自己努力のないところに未来はないということだと思います。とにかく歩きながらでも考えようと思います。 個々の核スピンがすばらしいエネルギーを持っていても、その方向がバラバラでは力になり得ません。強力な磁場環境とRFパルスが必要です。学友のみなさんの活力を目に見えるひとつの力として信号に顕在化する役割を学友会が担えたらと思います。 次の強力な励起パルスをご期待下さい。 |
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| ●奈良支部 |
| 山本 高広 |
| 『ESUR(欧州泌尿生殖器放射線学会)造影剤ガイドライン:version7の解説』 近畿2府4県による合同での共催の学術講演での第1部として、今回の開催にもご尽力を頂きました、エーザイ株式会社医薬部造影剤領域室 加藤三千雄先生により話題提供としてversion6からの変更点、造影剤腎症、MRI造影剤によるNSF(腎性全身性線維症)等々、解りやすくお話しを頂きました。 ESURのガイドラインは1999年に初版が発行され現在のversion7まで出版されている。 最新改訂版では腎機能の指標として、eGFR値(クレアチニン値と年齢、性別などより推定)を採用している。ビグアナイド系糖尿病用剤については対策が緩和されeGFRが60ml/分/1.73uを超える場合は、継続してよいとされているが日本の造影剤添付文書では投与を一時中止するとされており、やや混乱が起きている状況であるが、今後検証され何らかの回答がでると考える。NSFとガドリニウム製剤の投与についてガイドラインではMRIの超遅発性副作用に分類され、キレート構造とNSF発症率から造影剤を高・中・低リスクに分類し対応を述べている。 また、日本医学放射線学会と日本腎臓学会が平成20年8月に、腎障害患者におけるガドリニウム造影剤使用に関するガイドラインを発表し、NSF発症の防止・根絶を目指している。NSFは2000年に新しい疾患概念と報告されたが、当時原因は不明であったそうだ。2006年頃にガドリニウム造影剤による副作用ではないかと報告され、現在に至っている。 まだ最近のことであり、今後各方面から研究され詳細な発生機序が解明されてゆくであろうとのことで、今後もエーザイ株式会社の皆様にはよりよい薬剤情報の提供を続けていただけるようお願いし、学術講演会開催の協力に感謝を述べた。 最後に、我々放射線技師もより安全に検査を進められるように努力研鑽しなくてはならない。 |
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| ●大阪支部 |
| 中島 大平 |
| 昨年11月に、今回初めての試みとして2府4県(大阪、京都、奈良、滋賀、兵庫、和歌山)支部共催として学術講演を大阪で行いました。 今回の学術講演は一昨年滋賀で行われました学友会55周年の式典の後、ご学友の方たちと60周年に向け何らかの形で他の支部との協力、連携して何か継続できないかとの思いで今回の企画となりました。 当日のことは他の支部の方たちの参加記にお任せし、私からは少しお願いをしたいと思います。 全国には卒業生が約4500名居られますが、50周年記念行事の際できる限り学友会名簿を整理したのですが55周年時ご案内をお送りしましたところ御勤務先、御住所が変更になった方が居られます、HPを見られた方はどうぞ御一報お願いいたします。また、同級生、後輩の方たちへもお知らせいただければ幸いです。 本部会費については現在、卒業年次によりばらつきがあり、徴収等はしておりませんので(支部会費は別)式典案内は送らせていただきますが、会費の請求はいたしませんので安心して現住所、現勤務先をお知らせください。また、支部会へのご希望当ございましたらお聞かせください。 今はまだ細く短いパイプかもしれませんが60周年に向けこのような企画を継続して行きたいと思っております。 ご学友の方、各支部、これからもご協力お願いいたします。 |
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| ●参加記 |
| 和歌山県支部 和田 邦宏 |
| 皆さんはおそらく講演会の内容についてのコメントかと思います。 かぶってしまいますので私は中之島三井ビルディング10階エーザイ(株)大阪CO A会議室についてレポートします。 今回もMy Carでと思い、昨年やっと導入したポータブルナビ(sony NAV-U3、これはいいです。値段、大きさ、機能、お勧めです)で場所と駐車場の検索をしてルート保存してスタンバイ完了。近くにコインパーキングありますので便利です。 特徴は南北に細長く地上31階地下2階140.15m延床面積71,269.26uで南側および北側の壁面がアーチ型のガラス窓で、鉄骨、鉄筋コンクリート造シーザー・ペリ・アンド・アソシエーツ・インク、日建設計2002.08.02竣工、2003グッドデザイン受賞と、クールな雰囲気のビジネスビルです。 思い出しながらの原稿ですので詳細は怪しいのですが、南側のエントランスから入ると右手にコンビニが目立ちます。中央に細長い通路がのび、壁は高く大きなアーチが繰り返し波のように重なり水面か風を感じる風情です。 また外壁の素材を使用しているため、まだ外にいる錯覚で圧迫感はありません。案内板が目立ちません。前回お邪魔した時は地下の駐車場に止めて1階に出てきたのですが、帰りに駐車場の入口表示が小さくてうろうろしました。大阪市の超高層ビルデータベースランキングではWTCコスモタワーが256mでダントツ、このビルは41位。○○タワーという名称が多数派で、ビルディング名称は少数派です。西側の関電ビルディングは5位(中之島地域では1位)地上41階地下5階195.45mめずらしいが並んでいます。 2014年春竣工予定の阿倍野橋ターミナルビル・タワー館(仮称)59階地下5階300mもシーザー・ペリさんの設計です。完成すれば横浜ランドマークタワー296mを抜いて日本一となります。 シーザー・ペリさんが気になるところです。これもweb検索すると、とても有名人。1926.10.12アルゼンチン生まれ、超高層オフィスビルや都市のランドマークなどを手掛ける建築家で、1977〜1984までイェール大学建築学学部長の経験もある。1995にはアメリカ建築家協会(AIA)のゴールドメダルを受賞。代表作は映画のロケでも使用されたマレーシアの首都クアラルンプールのぺトロナスツインタワーズ 1995 88階 452m 当時は世界1。現在の世界1はドバイの○○ですが、ツインタワーでは今でも世界1です。ペトロナスTTや777 Tower ロサンゼルス1991 を見ると中之島三井Bの「かまぼこ縦置き」(勝手に命名)の特徴がよくわかります。 「仕事を見て作者がわかる」そのような癖のある何かをしたいものです。 できれば形のないものが最高です。エーザイさんも気になるところですが、次にします。 |
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| ●参加記 |
| 神戸循環器クリニック 大西 宏之 |
| 今回、支部共催合同学友会において日本放射線技師会副会長の播間先生の「これからの放射線技師と技師会」を拝聴した。 職域内の医用画像機器は留まる事なく日々進歩し続けています。機器の進歩に伴ってそれを扱う技師のup dateはどのようにすればよいのでしょうか?私はその答えが播間副会長の講演の中に散りばめられていたと思います。技師会でのアドバンス講習や、専門技師の育成、インターネットを通じての講習がそれ にあたります。機器の進歩はあくまでツールと考え技師一人ひとりの専門的な知識が医療事故を未然に防ぎ、国民に見える職業として社会貢献で きなければ技師の必要性が薄まってしまうと感じました。播間副会長の話 の中で印象に残った言葉がありました。「自分達の環境に変化をもたらす 為には数と実績が必要です。そして、一寸先は闇だが目的をもって計画 を立て実行に移していく事が重要です。」数も実績も個々一人ひとりの意 識を変えていかなければ達成できず、実績の為の行動に計画をたて自分 に何ができるのかを考えさせられた大変意義深い講演でした。 |